信楽の古いタイル風呂を、もう一度「入りたくなる場所」へ。
信楽の築古物件を見ていると、
昔ながらのタイル風呂に出会うことがよくあります。
今回の浴室も、
長い時間使われてきたお風呂でした。

ただ、
使えないわけではない。
でも、
「なんとなく古く見える」
「なんとなく清潔感がない」
その“印象”が、
住まいとして選ばれにくくなっている。
そんな状態でした。
Before

水色のタイル、
玉石調の床、
昔ながらのFRP浴槽。
どこか懐かしさもありますが、
内見で見ると、
どうしても古さが先に伝わってしまいます。
実際、
築古再生では、
「どれだけ新しいか」
より、
「清潔に感じるか」
の方が大事だと感じています。
「全部交換しない」という選択
今回、
ユニットバス交換は行いませんでした。
もちろん、
新品交換の方が分かりやすい。
ただ、
築古再生では、
- 予算
- 家賃とのバランス
- 建物全体への配分
- 費用対効果
も大切です。
なので今回は、
「使えるものは活かしながら、印象を変える」
方向で進めました。
今回の施工内容
| 工事内容 | 金額 |
|---|---|
| 腰下壁タイル面再生塗装 | 8.9万円 |
| FRP製浴槽再生塗装 | 2.3万円 |
| 下塗り追加・パテ処理・ファイバー添加 | 3.8万円 |
| 床バスナリアルデザイン貼り | 3.5万円 |
白くするだけで、空気が変わる。
今回一番大きかったのは、
やはり“色”でした。
青系だった空間を、
白ベースへ再生。

すると、
光の反射も変わり、
浴室全体がかなり明るく見えるようになります。
「新品感」を出したいというより、
「ちゃんと手入れされている感じ」
を出したかった。
そんなイメージです。
床も、印象を大きく変える
施工前の床は、
昔ながらの玉石調。
これはこれで味がありますが、
人によっては
- 冷たい
- 古い
- 掃除が大変そう
という印象にも繋がります。
そこで今回は、
バスナリアルデザインを施工。

見た目だけではなく、
- 清掃性
- 柔らかさ
- 冷たさ軽減
も意識しています。
下地処理も丁寧に。
表面だけ綺麗にしても、
長く持たなければ意味がありません。

今回は、
- 下塗り追加
- パテ処理
- ファイバー添加
も施工していただきました。
こういう部分は、
完成後には見えなくなります。
ただ、
「長く使える状態にする」という意味では、
とても大切な工程です。
After

施工後、
空間の印象はかなり変わりました。
豪華なお風呂ではありません。
でも、
「ちゃんと清潔に暮らせそう」
と思える空間には近づけたと思っています。
築古再生では、
最新設備を入れることだけが正解ではありません。
今あるものを活かしながら、
住みたくなる状態へ整えていく。
その積み重ねを、
信楽で少しずつ続けています。
最後に
空き家や築古物件は、
「壊して終わり」ではなく、
少し手を入れることで、
また誰かの暮らしの場所になれることがあります。
今回のお風呂も、
その一つです。
これからも、
工事費だけでなく、
- なぜその判断をしたか
- どこに費用をかけたか
- 実際どう感じたか
も含めて、
リアルな築古再生を記録していきます。
